
| 『高齢者家族の看護と介護』 |
例会プログラム 2004年8月20日
前 (社)北海道看護協会 会長 大田すみ子
現在北海道は65歳以上が18%、地域によっては30%のところも出て、社会の高齢化が進んでいます。健康な方は幸いですが、病気を持っている方、障害があったり、日常行動が不自由な方も多くなっていますし、加齢とともに精神の変化もあり、男性は特に仕事を離れるころからうつ状態やボケが進んだりします。家庭の仕事や役割や関心を持って家族間の親密さを増し、趣味や他の人との付き合いを心がけることが肝要でしょう。ロータリーの社会活動や楽しみを沢山持つことは重要と思います。
高齢者のケアは、病気を持つ人は看護職(医療)が、障害や生活の不自由さを支援するのは介護職(福祉)として日本ではすすみ始めました。介護度の査定やケアプランはケアマネージャーが、家事援助はヘルパーが行なっています。介護保健制度を活用されたい時は入院病院での相談、区役所、在宅介護支援センター、訪問看護ステーション等へ相談されますと、ケアマネージャーが介護度の調査を行い、主治医の意見がきかれて1ヶ月くらいで認定されます。介護度によって1ヶ月6万円〜36万円の範囲でケアプランが本人の意思を聞いて決められます。必要な医療処置、食事、洗濯、掃除など。デイケアにいきますと食事、入浴、リハビリが受けられ、その間家族は休息(買い物や外出)ができます。その方の生活や意見が尊重された長続きする個人のケア体制をつくり出す意識が大切です。
平均寿命は男性78歳、女性84歳。ご夫婦で看取り合うこと必定ですので、どんな死の迎え方(生き方)を自分は望んでいるのか、身内の方や自分を助けてくれるキーパーソンに伝えておくことが重要かと考えます。
最近は高齢者に対する身体的、精神的、経済的虐待が問題になってきています。人は終末期の過ごし方で人生の幸福度が決まります。意識的、計画的な人生設計をご祈念致します。
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