
| 『北朝鮮ありのまま』 |
例会プログラム 2003年5月23日
写真家 長谷川 久夫
私は世界の中の共産国家を見てきておりますが、正直いって、北朝鮮という国ほど、わからない国はありません。この言葉が正しいかどうかわかりませんが、それほど不思議な国に思えてなりません。
国内の経済状態は今、最悪であると思います。食糧不足が広がり毎年餓死者が増えているそうです。特に老人や子供が多いそうです。
皆さんもテレビや新聞でご承知のように、軍事面には膨大な費用を投入しています。
北朝鮮は今、100万の軍隊を擁しています。従って国民は生きるため、餓死を免れるために仕方なく軍隊を職業として選ぶ人が多いといいます。今の国民は精神的に追い込まれていると思われます。
中でも特に悲惨なのは子供たちです。町のいたるところで子供たちが食べ物を求めて放浪しています。一般の家庭で日本のように家族揃って食事ができないのが現実です。
従って仕方なく家を出て自分で食べ物を探すしかないのです。
仕事もありません。北朝鮮の一般労働者の平均賃金は約1,300ウォン(日本円で4,200円)北朝鮮の人が働く2年分の給与です。
昨年から米の配給も全くないそうです。全て自給自足です。子供たちの衣服を見ても、洗濯をしたことのないような服装です。靴も足に付けているという形だけのようです。私たちから見れば非常に安価なものであっても、買うお金がないのです。売られている品物も中国製品が目立ちます。
テレビ、新聞などで毎日中国への脱北者が報道されておりますが、あれらはほんの一部分でしかありません。
みんな私たちと同じ人間です。私たちで何かしてあげられることはないのでしょうか。
考えてみて下さい。
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